Company会社について

Top Message

開発から製造まで全力で取り組むモノづくり集団

2019(令和元年)年に日本黒鉛工業は創立100周年を迎えました。弊社のDNAは、まず真面目にコツコツとモノづくりをする「モノづくりの会社である」ということです。それは、顧客が求める製品の研究開発から製造まで全力で取り組むということです。
社是として掲げる「和と前進」、この「和」には様々な意味が込められています。社内の人と人との「和」、社内各セクションの「和」、弊社とサプライヤーの皆さんとの「和」、もちろん顧客との「和」があり、黒鉛を通じた社会全体との「和」も大切にしなければなりません。こうした「和」を基盤として、これからも地道な前進を目指します。
社員には、どんな時代になっても必要な原材料である「黒鉛」を扱う弊社の社員であることに「誇り」を持って欲しいと思います。その自負こそが、きっと次の100年の支えになるはずです。
そして勤め先を尋ねられたら、自信を持って「日本黒鉛」と答えて欲しいし、そう思える会社であり続けなければと思っています。
弊社に関心をもっていただいたみなさん、無限の可能性を秘めた将来に向けて、ともに頑張っていきませんか。

代表取締役社長 渡邊 頼光

Over View

黒鉛の特徴を生かしたエネルギー分野向けの商品開発に注力

弊社は1919年(大正8年)に創業し、鉛筆芯用の黒鉛粉末の製造を始めました。以降、潤滑性、導電性、耐火性、耐酸・耐アルカリ性を大きな特徴とする「黒鉛(グラファイト)」の用途は様々な業界へ広がり、現在は自動車業界、電池業界、電気機器業界、化学業界など、海外を含む幅広い顧客へ製品を提供しています。とりわけ近年はリチウムイオン電池などのエネルギー分野向け商品開発に注力し、定期的に展示会に出展してPRを行っています。

Future Vision

将来を見据えた
大規模投資で新工場を開設

ここ数年を振り返ると、2014(平成26)年にはタイに事業所(現地法人)を構え、東南アジアのユーザーや新規市場へ対応する体制を整えました。
2017(平成29)年には経済産業省から「地域未来牽引企業」に認定されました。
地域経済を牽引する中核企業としての自覚を胸に、「モノづくりを通して、人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献する」という使命と、社会の持続可能な発展に貢献できるよう積極的に取り組んでいます。
また、同年に瀬田工場内に新工場棟を増設し、翌年2018(平成30)年には隣接地に、瀬田第二工場の新設という、将来を見据えた大規模な投資に踏み切りました。
思いきった経営判断を下した理由は、我々の主要顧客である自動車産業が、100年に一度といわれる一大構造変革期を迎えているためです。

ガソリン車から電気自動車への転換が進めば、EVやPHVの心臓部にあたるリチウムイオン電池には、黒鉛が絶対に欠かせません。今後、確実に急増する黒鉛需要にレスポンスよく対応することが、弊社の未来を開くと考えています。
これまでの弊社は石橋を何度も叩く慎重派でしたが、今回ばかりは先行投資を決断しなければ、参入機会そのものを逃しかねません。今まで本業一筋にコツコツと利益を積み上げてきたおかげで、借り入れ無しで、必要な資金を賄えました。この安定した財務基盤も弊社の大きな強みの一つです。